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2010-04-19
CREW 日 記

新しい住まいの考え方(愛媛県 北欧住宅 フォレストクルーログハウス)

昨日のブログでもご紹介したオーナー様の住み心地。
「昼間は窓と天窓を開けてれば涼しいし、エアコンをつける頻度は確実に減りました」
「薪ストーブも朝晩焚く位で、夜に焚いていれば朝まで暖かいですよ」
「冬場の結露も無いし、冬場も薄着で生活できます」
フォレストクルーログハウスは一般住宅と比べて、冬はもちろんのこと特に夏場の住み心地が抜群。
調湿機能が高いので夏場は涼しく感じると一般的に言われていますが、それだけではありません。
現在日本では、高断熱・高気密の考え方が主流。
特に断熱に関しては、断熱材の持つ熱伝導率どれだけ熱が伝わるか)と厚みだけで考えられてました。
最近、ヨーロッパでは断熱材の持つ熱容量が重要視されています。
簡単に言いますと、その素材がどれだけ熱を蓄えられるか。
熱容量が大きければそれだけ熱の移動を遅らせることが可能だという考え方。
熱容量と熱伝導率のバランスが良いと夏場の強い太陽の日射にも十分に耐える事が出来て、日の沈むまでの長い時間の熱移動を抑えることが出来る訳です。
ということで実験を。
夏場日差しにカンカンに照らされた屋根裏のイメージや外壁を想像して見てください。
夏場の屋根表面の温度は70℃以上にもなります。
朝9時から昼12までの3時間レフランプのスイッチを入れっぱなしにしてみると・・・。
IMG_2557_20100419135653.jpg→クリックで拡大して下さい。
左:厚さ5センチのグラスウール 温度:43.7℃  
中:厚さ10センチのアクリアグラスウール(当社標準断熱材) 温度:23.7℃
右:厚さ10センチのアクリアグラスウール+パイン無垢天井材1.4センチ 温度:17.6℃
当社の断熱材の性能の良さも理解できましたが、
何よりパインの無垢天井材を1枚入れるだけでも6.1℃も温度差が出ることに驚き!
言わば、夏場の暑い日差しを無垢材がどんどん熱を溜めこむが、その熱を拡散しにくい状態。
その証拠に…。
IMG_2591.jpg→クリックで拡大して下さい。
その後ランプのスイッチを切り、15分毎のデーターを取りました。
3時間後には、
 左:開始時43.7℃→14.7℃温度差-29℃) 
 中:開始時23.7℃→14.4℃温度差-9.3℃
 右:開始時17.6℃→15.3℃温度差-2.3℃
ここで、無垢材の蓄熱性のすごさと熱の引きの良いグラスウールとの相性の
良さが分かります。
冬場で考えると一度躯体が暖められると逃げにくい!
薪ストーブとの相性が良いのもこうゆうことです。
IMGP0144.jpg IMGP0171_20100419144408.jpg IMGP0899.jpg IMGP0955.jpg
内外全てが熱容量の高い無垢材で仕上がっているのログハウスは、『住まい』として本当にバランスが良いことが分かります。
全てサイディング(外壁)貼り・クロス貼り・合板フロアーの家とは住み心地が違うことをご理解いただけるはずです。

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