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2010-03-28
CREW 日 記

アレルギーフリー住宅=フォレストクルーログハウス(愛媛県 健康住宅 ログハウス)

今回は、アレルギーフリー住宅=ログハウスとしての考え方。
フォレストクルー創業当初から変わらない取り組み。
当然建物の建材の選び方一つとっても大切な部分です。
シックハウス症候群や化学物質過敏症は、いわば神経系の症状。
ならんでアレルギーとは、生体に備わっている自分以外の物質を排除しようとする「免疫」システム。
これが害のないものにも反応してしまうのが問題なのです。
ただ、アレルギーはシビアな問題ですので今回は置いておきます。
神経系=シックハウス症候群の症状として、私自身の症状は、
 ・クロス貼りのモデルルームに入ると頭が痛い
 ・家具屋に行って扉を開けてみたが、匂いが我慢できす頭が痛くなり目がチカチカする
 ・冬場温度が上がると頭が痛い
 ・松前のエ○フ○に入ると頭がガンガンする
実は前職でも高断熱・高気密住宅を提供してきましたが、冬場モデルハウスにいるだけでも同じ症状がでます。
最近は、高断熱・高気密住宅(=魔法瓶)が増えているからこそ室内に使う建材に気を付けなければならないのにあまり触れられていないし、軽視されている気がします。
おそらくほとんどの展示場に行っても
“F★★★★基準(国の指針値0.08ppm)をクリアしているから大丈夫ですよ。”
“換気システムで2時間に1回換気していますから室内に嫌な空気が溜まりません。”
“ベビー棚やベビータンスに使用しても大丈夫なレベルです。”
という返答が多いはずです。
実際に私自身も知らなかったが故に同じ回答をしてきました。
私自身の第1棟目のお客様のお陰もあり、この概念は全く覆されてしまいました。
お子様がひどいアレルギー状態。
食物アレルギーのオンパレードです。
先程シビアな問題と言ったのは、アレルギーはショック状態になると死に至ることがあります。
このお客様のお子さんも一度救急車で病院に運ばれたことがあるほどです。
アレルギー=シックハウス症候群ではありませんが、少しでも健康に過ごせる建物にしてあげたいという理由から全ての建材の見直しをしました。
断熱材・合板(耐力面材)・土台等建材本社のメーカーにも協力してもらいながら生まれたのが、現在のフォレストクルーの提供する建物の仕様です。
また、数々のセミナーにも積極的に参加しました。
 ホルムアルデヒドの毒性
 ・奇形を誘発
 ・子孫に遺伝
 ・喘息・アトピー
 ・発ガン性物質
 
 ホルマリンは、毒性が強く・菌を殺す効果があります。
 小学校にあったカエルやヘビのホルマリン漬けを思い出して下さい。
また、誤解のあるレベルとして
 現在建築基準法上で規制されているのは、
  ・ホルムアルデヒド 0.08ppm以下(あくまで厚生省の指針値)
   1ppm (100万分の1)は、家庭のお風呂500Lの中に、砂糖小さじ半分(0.5g)
   を溶かした濃度。
   0.08ppmなら何滴かでこの数値が出ることを考えると毒性の強さにゾッとします。
  ・24時間換気システム
   家具などは規制されないという理由から換気が必要。
実は、厚生省の定めるホルムアルデヒドの測定は室温23℃の時に0.08ppm以下
室温が1℃上がると1.12~1.13倍に濃度が増加すると言われています。
しかも、何十年にも渡って揮発し続けるからなお達が悪いのです。
夏場の屋根裏の温度は、約36度~50度に達しますし、冬場エアコンを付けるとこの室温で留まるはずがありません。
特に床から70cmに関しては、日射熱の関係もあり放散速度が高くなるからこそ危ない。
まさにここで『アレルギーコップ』の話が出てくるのです。
images.jpg
人には個人差(許容量)が決まっていて、
大きなコップを持っている人はこの基準値ならまだ大丈夫でしょうが、小さなコップしか持てない人で、溢れる寸前の人にはわずかな数値が大問題になってきます。
だからこそ自然界にあるものを多く使うことが大切だと私自身感じます。
また金額でいうならば、
・この人は予算が無いからこの仕様。
・この人は予算があるからこれだけの仕様。

まさに商売としての家づくりです。
自分の家族が不健康になる家を建てるでしょうか?
建築基準法をクリア=安心・安全でなく、“建築基準法の限界”を分かっていただけると思います。
それは、あくまで企業としての姿勢であり、譲ってはいけない部分。
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左が防蟻処理剤を後で散布した写真。右がフォレストクルー仕様。
日射熱に影響を受けやすい場所だからこそ土台に薬剤を散布するような家ではなく、檜土台・檜根太を…。
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左右共フォレストクルー仕様の床下・屋根裏の断熱材。
日射熱に影響を受けやすい場所だからこそもともとホルムアルデヒドゼロの断熱材を…。
DSCF4167.jpgDSC06218.jpg 
左が通常使う構造用合板。右がフォレストクルー仕様の構造用合板。
外壁の下地の構造用合板(耐力面材)でさえ普通のものではなく、ホルムアルデヒドゼロのものを。
+壁の中に湿気が溜まらないよう空気が流れるような素材を…。
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分かっていれば、接着材を使わずに家具や珪藻土(にがりで固める)を仕上げることさえ出来るのです。
昨年、先程ご紹介したお客様から“息子の血液検査の数値が一ランク下がりました!”
というお言葉をいただきました。
いろいろな要因があるとは思いますが、本当にうれしい限りです。

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