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2010-02-19
フィンランド 旅 行 日 記

Finland旅行記2010 ~ラップランドの木製サッシProfin(プロフィン)工場へ~3日目

フォレストクルーのある四国・愛媛でも今日は久々に雪が降りました。
私の住む東温市(奥地)では朝起きると一面真っ白で子供は大喜び!
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現在建築中(愛媛県東温市内)のログハウスも、うっすらと屋根に雪が積もりました。
雪化粧されたログもキレイですね。
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今朝の現場の外気温は0℃とかなりの冷え込み。
温暖な四国でも冬はそれなりの寒さになります。
やはり、断熱性能や開口部(サッシやドア)からの熱損失への配慮、そしてログの厚みも非常に重要。
暖かく過ごせるのはもちろんですが、多くの方の悩みである結露の問題もログハウス+木製サッシでは心配ありません。
明日から地元では椿まつり(通称:椿さん)が開催されます。
「伊予路に春を呼ぶまつり」として馴染みの深く、椿まつりが終わると暖かくなるとの言われが・・・。
寒がりの私にとっては春が待ち遠しい!!
さて、フィンランド旅行記も3日目
木製サッシメーカーのProfin(プロフィン)工場の視察へ向かいます。
朝食を頂き、ログハウスコテージを出発。
宿泊したログハウスコテージを少しご紹介。
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先日のブログでご紹介のとおり、奥様のご家族が所有するコテージ。
もちろんイキヒリシ社のラップランドログハウスです。
裏には大型のスキー場もある別荘地で、週末は家族とここで過ごすそうです。
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白銀の世界に映えるログハウス。
夜明け前で、裏のスキー場の明かりもあり幻想的。
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木の耳付きの板を使用した天井。厚みもありカッコイイ仕上がり。
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吹き抜けの天井にはダイオードライトのような小さな照明が埋め込まれており、星空を眺めているかのよう。
存在感のある暖炉、215×270の迫力のあるラミネートログ。北欧基準サイズ。
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フィンランドサウナとシャワールーム。
フィンランドのバスタブ所有率はかなり低く、このコテージにもありません。
快適な2日間を過ごしたコテージを後にし、Pudasjarvi(プダスヤルビ)という街へ距離にして250km超のロングドライブ。
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休憩をはさみながら約4時間半かけてようやく木製サッシメーカーのProifinへ到着
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日本の国旗を上げてお出迎えしてくれました。細やかな心遣いがありがたい。
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社長のMartti(マルッティ氏)ダンディでオシャレな方です。
ペンティ社長とも10年来の付き合いらしく、一緒に日本へ旅行する程、信頼関係も深い仲だそうです。
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まずは、プロフィンの歴史について。
サッシを手づくりからスタートした老舗で、その当時使用していた昔の手道具。
日本で言うところのカンナや万力などがディスプレーされていました。
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日本の建具には木の年輪の模様の出が少ないことに気づき、木取りを斜めにすることを教えてもらったそうです。
プロフィン社は、熱心に日本の伝統的な木製建具を研究し、ログにも日本的な建具が使えるように開発・生産に努力されています。
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日本の伝統的な建具。障子や格子の建具などの絵も。
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オールラップランドパインの原木。極寒の地で育った目込み材。
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窓の品番に合わせてすべてコンピュータ制御の工場ライン。
製材された木材を見ても、加工精度と目込み具合が良く分かります。
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こちらは掃出しのパティオドア。
地震や輸送中に枠が外れないよう考慮し、スプリングをかませてビス止めしているとのこと。
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掃除や整理整頓もされた工場内部。
大切なポイントです。
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サッシやドアなどガラスも含む製品の輸入はパッキングも非常に重要。
ベルトを掛ける位置の指定もあり、ベニアで囲い梱包されておりました。
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塗装されたサッシ。
木製サッシは工場塗装品。
カラーバリエーションも豊富でした。
工場見学後ショールームへ戻り、製品を確認しながら説明を受けます。
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様々な開き勝手バリエーションのサッシサンプル
もちろん、ドレーキップのDK窓(内開き・内倒し窓)もあります。
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DK窓
格子は固定ですが、厚みは十分で断熱性能も心配なさそう。
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気になっていたポイントの一つ、外部の専用水切り。
雨の多い国、日本では重要な部材ですが、こちらも大丈夫でした。
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取っ手の金具もオプションですが、真鍮製も対応可能とのこと。
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全開口の折戸タイプのサッシもあるようです。
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サッシ枠や水切りなどについて質問と交渉を重ねながら、フォレストクルーのこだわりを説明。
Profin(プロフィン)はフィンランドから木製サッシを輸出する数少ない企業の中でもトップクラスのメーカー。
日本向けの商品も開発されておりますが、あくまで北欧仕様のサッシを見極め、フォレストクルー独自の商品としてカ
スタマイズを依頼。
今後交渉を重ねながら、いくつかの課題をクリアし商品としてお客様に提供できるようにしていきます。
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こちらは、強化ガラスの試験サンプル。
パティオドアなど掃出しまどは強化ガラスになっております。
弾丸を打ち込んだとのこと・・・これはホントかな???
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会社の前で記念撮影。とても有意義な視察&交渉でした。
事務所を出てマルッティ社長も一緒に遅い昼食。
ABC!というフィンランドで多数店舗を構えるサービスステーション型のお店へ。
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英語表記はあるものの迷っているとペンティ氏に勧められ、こちらでもサーモン料理。
おいしく頂きましたが、さすがに飽きてきました・・・。
その後、一路ロバニエミへ向け2時間半のドライブ。
500kmを超える運転はペンティ氏もさぞかし疲れたことと。ありがとうございました!
ホテルまで送っていただき、最後は硬い握手を交わしてペンティ社長とは今日でお別れ。
ロバニエミに到着してから私たち3人に色々ともてなして頂き、サプライズも用意してくれていました。
ありがたく、心から感謝の一言です。
4日目はサンタクロース村を観光。宿泊したコテージもご紹介します。
Wrote by Ikegawa

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