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2022-06-21
CREW 日 記

イエシロアリ飛来時期 6月湿度が高い無風の夜 ログハウスとシロアリ

先週の金・土・日曜日 6月17〜20は四国地方も梅雨入りの影響でとても湿度の高い蒸し暑い夜が続きました。

そんな気候の中、愛媛県のログオーナー様、香川県のログオーナー様から相次いだ相談が日曜と月曜に集中!

『シロアリというより、ハネアリがハネを落とした状態みたいです。
 20〜30匹いたので気になっております。
 二階のトイレで二匹見かけた以外は一階のリビング周辺にほとんどいました。
 あとはトイレ前の壁にもよくいました。』
『香川県の〇〇です。昨晩イエシロアリが家の中で多数見つかりました。
目についた虫は駆除しましたがシロアリ対策が必要ではと考えており、ご相談できればと存じます。
 写真も送ります。』
それぞれに写真を送ってもらい専門家の判定が以下の文章!
『株式会社 フォレストクルー
代表 村上 様
添付写真は厄介な「イエシロアリ」の有翅虫です。
イエシロアリの有翅虫は、夜電灯に集まってくる習性があります
恐らく近隣からの飛来と思われますが
20,30匹は数が多いのでコロニーは結構近くにあるのかもしれません。
シロアリの有翅虫は一度飛び立って、着地すると自ら羽を切り落としますので
あまり長距離は飛行できません風向きや風量によりますが半径20,30m以内あたりかと思われます。
平らな形態なので少しの隙間から侵入してきます』
なんと!200kmも離れた愛媛と香川で同じタイミングで同時に飛散していて両県のシロアリ業者も朝から電話が鳴りっぱなしということでした。
愛媛県のオーナー様宅の近くには自治体管理の桜並木があるのですが同行した専門家の見立てでは切り株にコロニーがあるからそこから街灯や窓辺の灯りに集まって来たのが宅内に居たのでは…という事です。
シロアリが定着する4要件
1、水分・湿度
2、土
3、暗がり
4、エサ
飛来してきたシロアリが宅内で見つかっても長くは生きられない様で、特に新築時など5年間は防蟻の薬剤効果がる為にすぐに死んでしまうとの事です。
当社の北欧ログハウスは気密断熱性能は高いのですが、義務付けられている吸気口と換気口の器具には隙間があり侵入経路の一つかもしれません。またログオーナーはあまりエアコンを使わないので網戸の下部隙間から侵入したのかもしれません。ただ安心できる要素は
1階を構成するログ壁は無垢材である為に他の住宅構造のパネル住宅や2x4住宅、などに見られる壁の空間&断熱材構造ではない!という特徴がシロアリを見つけやすいのかもしれません。
専門家の意見としてこの2〜3日がピーク
新築から5年経過した建物なら定期的な防蟻処理を行えば特に問題ない様です。気持ち悪いですがまずは殺虫・掃除機などで吸い取る。建物周辺は乾燥通風に配慮、薪などは壁に引っ付けない対策を心がけましょう!

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